財団ではこの度新しく、教養叢書『古代韓日関係と日本書紀』李在碩著、『白頭山』姜錫和著、『中国内における韓中抗日連帯の歴史と現状』金正賢著、『女神とそのイメージ』張錫浩著を発刊した。
『古代韓日関係と日本書紀』は、著者の李在碩(漢城大 歴史文化学部教授)が、日本最古の公式歴史書である『日本書紀』に記された韓日関係を分析し、4～7世紀の古代韓日関係の実情を追跡することで、その編纂意図に反映された政治的背景を明らかにした。
姜錫和(京仁教育大 社会教育科教授)が執筆した『白頭山』は、‘民族の聖山’とよばれる白頭山を自然･地理･歴史･民俗学的側面から、あらゆる情報を紹介した本で、古代から現在に至るまで、私たちが白頭山をどのように認識してきたのかを記している。
金正賢(財団研究委員)の『中国内における韓中抗日連帯の歴史と現状』は、中国で抗日運動を展開した韓中連帯活動の主要人物と空間を調査し、その歴史的意義について考える。
張錫浩(財団研究委員)の『女神とそのイメージ』は、先史時代から現代に至るまで、様々な美術で形象化された女性と女神たちが、どのような造形性を帯びているのかをまとめた本で、人類が残した女性の形象を通して、女神の原形とその変形を追跡し、その象徴の意味を探る内容である。