財団は1月8日、中国歴史研究院と相互協力に関する協約(MOU)を締結した。
中国歴史研究院は2019年1月3日に中国社会科学院の所属機関として発足した。考古研究所、古代史研究所、近代史研究所、世界歴史研究所、中国辺境研究所、歴史理論研究所など、６つの研究所を併せて設立し、博物館や図書館の機能を加えた国家レベルの歴史研究機関である。
今回のMOU締結は、学術交流の必要性に共鳴した両機関の努力が初めて実を結んだもので、中韓の歴史学界の協力を強化するための土台が整ったという点において、大きな意義がある。両機関が締結したMOUでは2年に一度、学術会議を開催し、刊行物を交換する。また、共同研究などの多角的な交流を通じて、学術的な次元における両国間の歴史理解の相異を減らし、共同発展と協力の道を模索することを重要な柱としている。
金度亨財団理事長は、「両機関の交流が、韓国と中国の日常的な歴史対話チャンネルに発展することを切望する」と明かした。