李賢主、第6代事務総長に就任
6月16日(火)午前10時、財団の大会議室にて第6代事務総長に任命された李賢主(イ・ヒョンジュ)新任事務総長の就任式が執り行われた。
李新任事務総長は、就任の挨拶で「財団は国民の税金で運営されている、国民が株主である機関」であるとし、「財団の設立趣旨や法律、施行令に従いつつ、歴史を楽しくてわかりやすく学べるように、ストーリーテリングの実現に向けた様々な事業を展開するうえで、必要な役割を果たしたい」と述べた。また、財団に対する外部の批判を真摯に受け止める必要があるとしながら、「歴史研究者や専門家による学問研究と学者としての自由は、非常に重要であり、歴史的論拠に基づいた研究を遂行しなければならない」とし「しかしながら、財団が特定の歴史学説を確立、又は解釈することは反則であると考える」と所信を述べた。
李新任事務総長は1979年に外交部入部後、駐日本二等書記官、駐ポーランド一等書記官、駐米国参事官、駐中国公使を歴任し、2011年から2015年3月まで駐大阪総領事を務めた。