東北アジア歴史財団は、2026年5月12日から15日までの3泊4日の日程で、青少年の正しい歴史認識を育み、韓中両国の未来世代の友好協力を促進するため、「2026 東北アジア歴史交流活性化事業」の第1回交流活動を実施した。
今回の交流には、韓国・光州の光徳高校と中国・海塩第二高級中学の生徒たちが参加し、上海および浙江省嘉興市一帯の歴史現場を訪問するとともに、多彩な交流活動を行った。
唐代の詩人・王勃の「海内存知己、天涯若比隣(遠く離れていても心を通わせる友は近くに感じられる)」という詩句のように、両国の青少年たちは歴史と文化を媒介として友情を深め、東北アジアの平和な未来をともに描く貴重な時間を過ごした。
初日、生徒たちは海外独立運動の象徴である「大韓民国臨時政府上海庁舎」を訪問し、先人たちの犠牲精神を振り返った。また、南京東路や外灘(バンド)を巡りながら、近代都市文化の変遷を体験した。
2日目には浙江省嘉興市へ移動し、白凡・金九先生が日本の追跡を逃れる際、中国人支援者の助けを受けて移動した経路である「金九小道」や「載青別墅」を見学した。両国の生徒たちはその道をともに歩き、苦難の中でも輝いた韓中連帯の歴史を深く理解する時間を持った。
3日目には、海塩第二高級中学において本格的な学校交流行事が行われ、両国の生徒たちは国語、歴史、英語などの合同授業に参加し、互いの文化を理解しながら交流を深めた。
特に、光徳高校の宋宇藍(ソン・ウラム)教師による「中国における大韓民国臨時政府の物語」をテーマとした特別授業は、大きな反響を呼んだ。
授業後、生徒たちは学校の食堂、体育館、菜園などを見学し、中国の学校生活を体験したほか、音楽や美術活動もともに行った。交流に参加した光徳高校の生徒たちは、「偏見なく交流し、友情を築くことができて光栄だった」と感想を語った。
今回の交流は、互いの違いを尊重し共感し合う「和而不同」の精神を再確認する契機となった。
宋宇藍教師は、「両国の生徒たちが隔たりなく自然に交流する姿を見て、交流の必要性を改めて感じた」と述べ、相互尊重と歴史保存の重要性を強調した。
東北アジア歴史財団は、今回の光徳高校と海塩第二高級中学との交流を皮切りに、今後韓国の33校と中国・日本の学校との交流を支援していく予定である。今後も、未来世代が歴史的共感を基盤として東北アジア平和共同体を築いていけるよう、現場中心の歴史交流事業を継続的に推進していく方針である。