北東アジア歴史財団は3月27日(金)、財団中会議室において、『帝国の性管理の歴史と日本軍「慰安婦」問題』 刊行記念ブックトークをオンラインZoom会議として開催した。
『帝国の性管理の歴史と日本軍「慰安婦」問題』 は、日本軍「慰安婦」問題を中心に、戦争と帝国主義体制のもとで女性の人権がいかに侵害されてきたのかを歴史的に照射するとともに、「普遍的な女性の人権」という概念が実際の歴史的現実において何を意味するのかを具体的に明らかにしている。
今回のブックトークは、本書刊行の意義をあらためて振り返り、関連研究者たちの継続的な学術交流を促進するとともに、日本軍「慰安婦」被害否定論に対応するために開催された。
発表は、竹本ニナ(お茶の水女子大学)、林陽子(名古屋大学)、張秀熙(東亜大学)、藤目ゆき(大阪大学)、白在芸(マサチューセッツ大学)、朴貞愛(北東アジア歴史財団)が行った。
討論には、金恩敬(漢城大学)、洪良姫(漢陽大学)、沈雅貞(独立研究活動家)、趙景姫(聖公会大学)、金美惠(東京大学)、張元雅(歴史問題研究所)、李アリ(北東アジア歴史財団)、玄明浩(北東アジア歴史財団)が参加した。
今回のブックトークは、類似した条件のもとで繰り返されてきた性暴力の構造的な根を断ち切り、普遍的な女性の人権を実現するために、日本軍「慰安婦」問題を記憶し、時空を超えて女性を動員し利用してきた「持続する暴力」について語り合い、その解決策を議論する意義深い場となった。