財団活動

高句麗通史シリーズの完成と高句麗歴史研究の成果を祝う学術会議
  • 日付 2024.12.13
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고구려통사 10권 사진학술회의 전경박지향 이사장 환영사학술회의 단체사진

 

2024年12月12日午前10時、東北アジア歴史財団は財団の11階会議室で「高句麗歴史研究の現段階と今後の課題を探る」というテーマで学術会議を開催し、10巻本の『高句麗通史』シリーズの完成を記念しました。


『高句麗通史』シリーズは2018年に執筆を開始し、7年の歳月を経て完成しました。全体の構成は、異なる時代の特徴と考古資料の重要性に基づいており、前期歴史2巻、中期歴史2巻、後期歴史3巻、考古学2巻、総論1巻という形で構成されています。このシリーズの焦点は、企画委員会によって定められた一貫した基準に従っています。従来のように各研究者が特定の章を担当する方法ではなく、委員会が何度も議論を重ね、詳細な内容構成と執筆ガイドラインを策定して原稿を作成しました。


高句麗歴史は韓国史研究の中で最も急速に発展している分野の一つです。『三国史記』の初期記録を積極的に活用することにより、高句麗歴史研究に新たな方向性と方法論が模索されました。特に政治史や対外関係史において研究テーマが多様化し、顕著な成果を上げました。さらに、考古学では中国に残る高句麗の考古資料が紹介され、臨津江以南の朝鮮半島中部地域での高句麗遺跡の調査が増加し、高句麗の歴史に関する有意義な成果が得られています。


この学術会議は、これまでの研究成果を整理・集約し、高句麗歴史についての現在の理解を確認し、残された課題や新しい研究方向を明らかにすることを目的としています。会議の焦点は「研究成果の十分な整理」、「歴史的に一致した理解の提示」、および「新しい資料の紹介と中国側の視点に対する学術的批判と整合的な理解の提示」でした。


『高句麗通史』の出版は、高句麗歴史の分野での重要な研究成果を学界と一般の読者に提供することを目的としています。新たに研究を始めた人々には高句麗歴史の主要なコンテクストと課題によりアクセスしやすい指針となり、歴史に興味を持つ人々にはこれまで知られていなかった高句麗の新たな側面を探るための貴重な資料となることを期待しています。

 

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