2024年12月13日、東北アジア歴史財団は財団の大ホールにおいて、「日本帝国主義の歴史編纂プロジェクト」に関する国際学術会議を開催しました。今年の会議のテーマは「植民地時代の朝鮮と台湾の官僚と警察」です。
2020年から、東北アジア歴史財団はこの編纂プロジェクトを推進しており、現在までに37巻の研究シリーズ、54巻の資料シリーズ、30巻の教育シリーズを発行しています。この会議は、プロジェクトの成果を共有するために組織され、特に近日中に出版予定の『朝鮮総督府と植民地官僚』および『日本の朝鮮支配と警察』を中心に取り上げ、その範囲を広げることを目的としています。
特に、この会議は「日本帝国主義の歴史」という用語の理解を広げるため、朝鮮と同様に台湾の植民地経験を学術的に検討することを目的としています。この取り組みは、台湾独自の植民地記憶を理解し、その歴史的背景を探ることを目指しています。さらに、会議は台湾の研究者との学術交流を促進し、国際的な協力を深化させ、比較研究を強化するための重要なステップとなることが期待されています。