財団は9月5日、第422回水曜フォーラムを開催した。今回のフォーラムは、ベク・ダヘ、ヒョン・ミョンホ新規任用研究委員の研究テーマ発表会として行われた。
まず、ベク・ダヘ研究委員(韓中研究所)が「4~6世紀の高句麗国際関係と遼東」というテーマで発表した。発表では、遼東地域を中心に高句麗が南朝、北朝、草原勢力と結んだ多面的な外交関係を分析し、遼東が高句麗の国際関係において重要なハブの役割を果たしたことを強調した。
次にヒョン・ミョンホ研究委員(国際関係研究所)が「1920年代後半の外国系石油会社の朝鮮人労働者」をテーマに発表した。ヒョン・ミョンホ研究委員は、1920年代後半の朝鮮の石油市場再編とともに、文平製油所における外国系石油会社の経営方式及び朝鮮人労働者の雇用構造を分析した。特に、外国系企業の進出と臨時職労働者の差別問題を取り上げ、当時の朝鮮労働界の状況を明らかにした。
今回の水曜フォーラムを通じ、様々な研究テーマについて深い議論が行われた。特に、古代史と近代史を網羅する研究が発表されたことで、韓国史の様々な時期とテーマに対する理解を広げ、研究者間の活発な協力と新しい研究方向を模索する場となった。