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書名 : 黄海道地域の高句麗山城

ISBN 978-89-6187-365-9 93910

この本は、2012年に東北亜歴史財団が延辺大学社会科学処に支援した「黄海道地域における高句麗山城の遺跡調査」の結果報告書である。かつてから北朝鮮地域における高句麗山城に対する発掘の略譜などがいくつか紹介されたことはあるが、その詳細については学界に知られていない。また、既に発表された発掘報告を見れば、遺跡の紹介が簡略になっており、写真の資料がほぼ開示されておらず、研究の参考にはなりにくい状況であった。この本は、これまで黄海南北道にあるオヌイ城（佛陀山城）、九月山城など学界にほぼ紹介されていない高句麗山城の10ヵ所を調査し、解像度の高い写真を付け加え、北朝鮮地域の高句麗山城の様々な特徴を把握する上で大いに役立っている。

目次
黄海道地域における高句麗山城の分布と特徴
1．長寿山城
2．九月山城
3．鳳勢山城（延安山城）
4．延安邑城
5．オヌイ城
6．甕遷城
7．太白山城
8．大峴山城
9．鵂鶹山城
10．首陽山城