中国の辺境研究
  • 日付2016.01.14
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書名 : 中国の辺境研究

 

朴章培、李天碩、朴宣泠、鄭勉、沈赫周、李平來 共著
ISBN 978-89-6187-357-4 93910

 

 

 

1980年代、目を見張るような成長に支えられた中国は、1990年代に入ってから大規模の研究事業を始めた。特に、中国の最高指導者が中華民族の偉大なる復興を強調し、中国学界では民族よりも辺境に注目する土壌がつくられたのである。これを受け、韓国をはじめとする東アジア諸国では、中国の大型国策研究事業に対する関心が高まり、関連研究も行われたが、一部や一定の領域に止まることで東北工程に対する総合的な理解に限界が露呈されている。そのため、財団は、2013年「中国の地域研究項目及び民族自治研究」をテーマに企画研究を進めた。この本はその成果物といえる。中国学界の動向を理解し、中国と生産的な学術交流をする上でも貢献するものとみられる。

 

 

 

目次

 

総論-中国は工事中
Ⅰ.辺境地域研究のルネッサンス
Ⅱ.辺境地域研究項目の特徴
Ⅲ.辺境地域研究項目の主旨
Ⅳ.辺境地域研究の評価

 

東北辺境の研究工程の成果と影響に対する評価
Ⅰ.序論-研究の目的と必要性
Ⅱ.東北工程の背景
Ⅲ.東北工程の成果分析
1.研究環境の実態と現状
2.研究物の内容分析
Ⅳ.東北工程の影響及び評価
1.研究環境の整備と拡大
2.研究領域の多様化
3.学術と連携した歴史観光資源
4.東北振興戦略と相互連携の模索
Ⅴ.結論

 

新疆項目の成果と影響の評価
Ⅰ.序論
Ⅱ.新疆項目の背景
1.過去新疆地域の辺境研究
2.新疆項目の目的
Ⅲ.新疆項目の成果分析
Ⅳ.新疆項目の現実的な反映
Ⅴ.結論

 

西南項目の実態と成果分析
Ⅰ.序論
Ⅱ.西南項目の背景
Ⅲ.西南項目の内容と課題目録
Ⅳ.西南項目の研究成果分析
Ⅴ.結論

 

西蔵項目の実態と現状
Ⅰ.序論
Ⅱ.西蔵項目の背景と目的
Ⅲ.2010~2012年「西蔵項目」に関する学術動向と経過
Ⅳ.2011~2013年「西蔵項目」に関する研究成果と内容分析
Ⅴ.結論

 

北疆項目の実態と現状
Ⅰ.序論
Ⅱ.北疆項目の背景
Ⅲ.北疆項目の成果及び内容分析
Ⅴ.結論-北疆項目の影響及び評価

 

草原工程、文化という名の多目的工程
Ⅰ.序論
Ⅱ.草原工程の背景
Ⅲ.草原工程の展開過程
1.第1期工程
2.第2期工程
3.第3期工程
Ⅳ.結論