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書名 : 沿海州クラスキノ渤海城2013年度発掘調査
ISBN 978-89-6187-354-3 93910
財団は、2006年発足されて以来、毎夏、クラスキノ土城の発掘調査を行っている。この本は、2014年7月15日(火)から8月15日(金)まで実施した発掘の結果を述べた報告である。特に、2014年の発掘では、地方でも道路を区画・設計し計画都市として整えたことがわかる。一方、ロシアハサン州のクラスキノ土城は、渤海62州の一つで塩州の治所として渤海が新羅・日本と交流していた拠点と推定されている。財団は、クラスキノ土城の発掘に向け、渤海の文化が高句麗を継承する中でも独自性を持っていたのはもちろん、活発化していた対外交流など様々な文化の姿を学術的に立証することに貢献している。
図面目録
序論(金恩國、鄭焟培、Geliman,E.I.)
Ⅰ.クラスキノ土城の特徴と研究史( Geliman,E.I.)
1.城址の立地と特徴
2.研究史
Ⅱ.2013年度クラスキノ土城の発掘調査の内容
Ⅲ.遺物分析( Geliman,E.I.、Astashenkova,E.V. 、Piskareva, IA. E.)
1.青銅遺物
2.鉄製及び鋳鉄遺物
3.石製遺物
4.土製遺物
Ⅳ.自然科学的研究方法の結果
1.クラスキノ土城から出土された動物の骨分析(2009年度の出土資料を中心に)(V.E.オメルコ, M.A.ビノクロバ)
2.チュカノフカ河口-クラスキノ古墳発掘地域のホロセンに対する花粉胞子学的研究結果 (N.V.ベルホブスカヤ)
◇ 参考文献
◇ 図面
◇ 要約(金恩國、鄭焟培)